ブログ45記事書いてわかったSEOの現実【個人サイト3ヶ月レポート】
「ブログを書けば検索から集客できる」という話を信じて、3ヶ月でブログ記事を45本書いた。結果は正直に言うと、まだほとんど検索流入はない。でも、その過程でSEOについて教科書には書いていないことを大量に学んだ。
数字と一緒に振り返る。
インデックス率は45本書いても30%未満
45本書いた時点で、Googleにインデックスされているページは69URLのうち20ページ(約29%)。残り49ページが「除外」状態だった。
最初にこの数字を見たとき、正直ショックだった。「書けばインデックスされる」は正確ではなく、「Googleに見つけてもらえるかどうか」の問題が別にある。
除外の主な理由は2つだった。
英語版の重複コンテンツ問題:このサイトは日英両対応にしていて、/blog/[slug] と /en/blog/[slug] が存在する。英語版は機械翻訳ではなく同じ内容の翻訳版で、Google側が「どちらを正規として扱うか」を迷い、どちらも評価が下がっていた。対処として英語版ブログページにnoindexを設定した。
内部リンクの不足:45本書いても、Googlebotに「発見」されないと話にならない。多くの記事が相互にリンクされていなかったため、クロールの優先度が下がっていた。インデックス済み記事から未インデックス記事へのリンクを意識的に追加したところ、状況が改善し始めた。
検索流入が最初に来たのはこの記事だった
3ヶ月を通じて、検索経由で継続的にクリックを集めている記事は「Claude Codeで1日1記事自動公開する仕組みを作った」1本だけだ。Search Consoleで「claude code 執筆」「claude code 記事執筆」のクエリでクリックが来ている。
この記事が他と違ったのは、他に同じテーマを書いているサイトが少なかったこと。「LP費用相場」「業務自動化」系のキーワードは競合が多く、個人ブログが1ページ目に入るのは時間がかかる。「Claude Codeで記事執筆」は当時ほぼ誰も書いていなかった。
ここから学んだのは、「検索ボリュームが大きいキーワード」より「競合が少ないキーワード」に早く反応した方が個人には有利だということ。
記事クラスターは効果があるか
同じテーマで複数記事を書く「クラスター戦略」を意識してやってきた。たとえばLP制作なら「費用相場」「外注の注意点」「フリーランスの継続受注術」を1セットにして相互リンクしている。
クラスター内の記事同士のインデックス率を比較すると、単独記事よりクラスター内の記事の方が早く「Discovered」から「Indexed」に移行した印象がある。ただし「印象」で、まだデータで証明できる段階ではない。
一方で確実に言えるのは、クラスターを意識して書くと記事内の内部リンクが自然に増え、回遊率の向上には繋がっている。
滞在時間とエンゲージメントは悪くない
検索流入は少ないが、実際にサイトに来たユーザーのエンゲージメント率は56%、平均滞在時間は214秒(約3.5分)だった。
記事を読んでいる人はちゃんと読んでいる。問題はその人数がまだ少ないこと。エンゲージメントの質は悪くないので、あとはボリュームの問題になる。
SEOで検索流入を増やすか、SNSや他チャネルで告知するか。現状の課題はここだ。
3ヶ月で変わったこと、変わらなかったこと
変わったこと:
- インデックス済みページが5→20ページへ増加
- サイト内の内部リンク密度が大幅に向上
- Search Consoleへの表示回数が増えてきた
- 英語版重複コンテンツ問題に気づいて対処できた
まだ変わっていないこと:
- 月間の検索流入は実質ゼロに近い
- Coconala等への問い合わせ件数は0
検索流入が本格化するまでの目安として「最低6ヶ月」という話はよく聞くが、体感としてそれは正しいと思う。45本書いた時点では「土台ができた」段階で、収穫はこれからだ。
個人サイトでSEOをやるなら、知っておくべきこと
ここまでの経験から、最初から知っていれば早かったと思うことをまとめる。
インデックスは自動ではない: 書いたら終わりではなく、Googlebotが発見できる経路(内部リンク、サイトマップ)を整備することが必要。
多言語対応は両刃の剣: SEOの幅が広がる一方、実装が不完全だと重複コンテンツとして評価が下がる。hreflang設定やnoindexの使い方を最初から決めておくべきだった。
競合が少ないキーワードを狙う: 個人サイトがいきなり競合の多いビッグキーワードで戦うのは現実的ではない。Search Consoleで「11〜20位」にいるクエリを見つけて、そこに記事を充てる方が早い。
SEO施策の結果は1〜2週間後: noindex設定やリンク追加の効果は次週のSearch Consoleデータには反映されない。焦らず計測し続けることが唯一正しい行動だ。
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